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関係性の湿度を蘇らせる『声』:SuaraLIVE2010歌始め

さて、まさかの1/2・3開催となった
Suaraワンマンライブ・歌始めに行ってきました。
まあ正月早々ではありますが、
彼女の歌声をじっくり聴く機会はなかなかないため、参加即決。
いやあ、なんていうか本当に行ってよかった。

セットリストは↓

1、adamant faith
2、一番星
3、赤い糸
4、舞い落ちる雪のように
5、蕾-blue dreams-
6、pray
7、夢幻の丘
8、春夏秋冬
9、星座
10、太陽と月
11、星想夜曲
12、花詞
13、キミガタメ
14、天使がみる夢
15、クロール
16、アオイロの空
17、Free and Dream
18、夢想歌

アンコール
1、明日へ-空色の手紙-
2、トモシビ
3、また会えるその日まで



最初は調子があがっていなかったのか、
うまさは感じられるものの、
CD通りというか、予測の範疇内のパフォーマンスでした。
ただ、4:舞い落ちる雪のように あたりから勢いが出てきて、
アコースティック・コーナーではその実力を遺憾なく発揮。
これが聴きたかったんだよ俺は!
星座~キミガタメの流れも最高で、
技巧の中に情念を感じさせる歌いっぷりは、
正に『声』の意味を持つSuaraの名に相応しいものでした。

なんていうか、本当にいい歌手ですね。
前もここで言及しましたが、声が何と言ってもいい。
優しさ・温かみを感じる湿度を持った声です。
Suaraが歌うと、
他の歌手が歌うより何倍も人間らしく楽曲が映える気がする。
例えば水樹先生が歌えば、
大地が鳴動し空気は震え海鳴りがはじまり・・・
といった超自然のイメージが湧き出しますが、
Suaraは決して人間を逸脱しないのです。

悪く言えば地味。
しかしそこに込められた情感は繊細でこの上なく美しい。
そして、ゆかしい、のです。
いつか感じた地域の、血縁の、
人間同士のぬくもりを感じさせてくれる空気感が、
なぜか自分に蘇る心持がする。
そんなに懐かしむ故郷も血も、
自分には無いように感じられるのに・・・不思議なものです。
時代がそうさせるのか。彼女の声がそうさせるのか。
ただいえるのは、
そんな気分にさせられることなんてそうそう無いってことです。

アンコールのトモシビ、
Suaraファンにとってのアンセム・ソングですが、
悲愴な感じで歌い上げるのかなと思いきや、
何のものすごく温かみのある仕上がりにビックリ。
たとえるなら、
夕餉の匂いをかぎながら、
ちょっと疲れているけれども充実した表情で
暮れなずむ街並みの中家路を急ぐ
、みたいな。長いな。
まあ、一つの曲をとっても、
非常に色々な表情に変えることのできる
力量があることの証明を見た思いでした。

情念たっぷりの日本海・Suaraもいいですが、
軽やかに吹く風のような、地中海・Suaraもとてもいいですね。
一年の計に相応しい、非常に満足のライブでした。
次も是非ワンマンに行きたい・・・
と思っていたらなんと来月あるじゃないですか!
しかし会場は香港・・・

どうしよう。



Suara/星座

これこそ日本海Suaraの真骨頂。
余談ですが、
ニコ動のSuara動画は大抵コメントよりマイリスト数の方が多いんですよね。
やはり皆、心のどこかを彼女の歌に動かされているのでしょう。
あるいはシャイでコメントする人がただ少ないだけかもしれないですが・・・
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テーマ : ライヴレポ・感想
ジャンル : 音楽

血塗れの復活祭/DEAD END『METAMORPHOSIS』

昨日の仕事上がりにアキバ・タワレコに寄って、
なんでCD買うだけなのにこんなに並ばなきゃいけねーんだ!
と吼えたくなるほどに長い列を経て、ついに手に入れましたよ。

DEAD END奇跡の新譜『METAMORPHOSIS』!!!!!!

METAMORPHOSIS(初回生産限定盤)(DVD付)METAMORPHOSIS(初回生産限定盤)(DVD付)
(2009/11/11)
DEAD END

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伝説のバンド・DEAD END。
なぜ、伝説なのか。
それは80年代後半の彼らの活動によって、
ハードロックからヴィジュアル系が生まれる基礎が創りだされたからです。
勿論人気も絶大でしたが、
インディーズで脅威の快進撃を続けていた矢先にDrの湊が脱退、
それに伴ってバンド自体も解散してしまったことも、
彼らの存在を「伝説」にまで押し上げた一因でしょう。

そんな彼らの音をゼロ年代に入ってから知った私などは、
もう音源を前に歯噛みですよ。
『チクショーなんてかっこいいんだ!!こんなバンドがもうないなんて・・・』
曲もいいし各パートの存在感も文句なし、なのですが、
とりわけドラムがね、
実に気が利いていて格好いいんですよね。
繊細かつ力強いアタックに、
聴いている人間のツボをちょいとハズすセンス。
しかもそれがイヤみでなくとても自然、且つ曲に嵌っていて、実にユニーク。
こんなフレーズをさらっと叩けたらもう何もいらない!みたいな感じです。
もーなんかこのまんまずっと書き続けそうなんでやめますが、
とにもかくにもカッコイイと。大好きですと。そういうことです。


さてさて、新譜。


いや、実にかっこいい。
普通にハード・ロックの名盤じゃないでしょうか、コレ。
Vo.MORRIEの存在感がやっぱり半端じゃないですね。
ウィスパーやデス調のシャウトなどを交え、
スタイルに非常に幅が出てきている気がします。
詞世界も、相変わらずのカオス且つ過激な物言いで、
独特の響きを持たせることに成功している。
以前より言葉遊びが多く見られ、なんだかお茶目になった印象も伺えます。

楽曲はほとんどがハード・ロック基調のヘヴィなものです。
昔の彼らの音源で言うなら、
『DANSE MACABRE』や『JUNK』のような感じ。
ひずませたYOUのGuリフが終始危険に鳴り響き、
シンプルながらもタイトで力強いリズム隊をそれを下支えする。
そしてそこに乗ってくるMORRIEの声が彩りを加える・・・
骨太なロックに、見事に仕上がっていると思います。
ガンズが好きな人なんかは大好物なんじゃないでしょうかねえ。

とまあここまでいいことを書きましたが、
実は個人的には、
涙を流して喜ぶほどの名盤ではありませんでした。。。
残念!

DEAD ENDの曲には大きく分けて2種類あります。
前期の基本だった前述のハードロック調のもの、
そして、繊細さとメロディラインを押し出した
後期のV系っぽい叙情ロックものです。
私は、後期の叙情溢れる曲の方がずっと好きなんですね、前期よりも・・・
従って、
ハードロック路線を推してきている新譜に対しては、
嬉しいし格好いいとは思うけれども、
ああどうしてあのDEAD ENDがここにはいないのだろう!
と感じてしまうのです。レ・ミゼラブル。

そしてあんなに好きだった湊のDr!
これもまあシンプルで格好いいのですが、
非常にハードロック!って感じでなんだか聴いてて微妙な気持ちになりました。
いや、
彼が大分前にこういったスタイルに変えたってのは聞いていたんですよ。
でも本当にツェッペリンのボンゾみたいに力強くバコンバコン叩きまくってますね。
あの気の利いたフィル・インはもう聴こえない・・・

とはいえ、ですよ。
それはあくまで私個人が求めているDEAD ENDが感じられなかった、
というちょっとしたガッカリなだけであって、
それ以前の大きな期待感、また何かやってくれそう・・・ていうかやってくれ!
みたいなものは頑としてあります。
MORRIEにはそう思わせるものが確かに、まだある気がします。

個別の曲としては、
Tr2『Dress Burning』
Tr5『神猿』
Tr10『冥合』
あたりがお気に入りです。特にDress Burningは非常に格好いい。
ドレスは燃えている!
ってめちゃくちゃDEAD ENDっぽくていいじゃあないですか。
絵まで瞼の裏に浮かんでくるようです。

そうそう、ライブも決定したようです。
東京は11/20に渋谷AXにて。早速チケット買っちゃいました。
Drは湊ではなく、サポートで真矢のようですが、
むしろ真矢の方が繊細さを出したプレイをしてくれるのかなー
と、けしからん期待をしてしまう私でありました。
大変楽しみっす。
是非、この面子で継続して活動してもらって、
コンスタントに作品を発表していってもらいたいです。
そもそも日本のハードロック界自体に非常に元気がないこともありますし、
時代を先取りしすぎたDEAD ENDが
今度は世の中にどのようなインパクトを与えるのか

一音楽ファンとして非常に気になるし、
叶うならば、今のシーンに一石を投じてほしいなあ・・・と切に思うのであります。

応援してます!DEAD END!!

テーマ : HR/HM
ジャンル : 音楽

熱の在処/Perfume:直角二等辺三角形ツアー追加公演最終日@横浜アリーナ

Perfume/直角二等辺三角形ツアー追加公演最終日@横浜アリーナ!
会社を半ドンで抜け出して行って参りましたよ!!

彼女たちのライブは昨年秋の武道館、
今年5月の代々木に次いで3度目ですが、いやもうなんていうか、
ブッチ切りで今回が一番よかった。もう本当に。

以下セットリスト↓

01. Take off
02. NIGHT FLIGHT
03. エレクトロ・ワールド
04. Dream Fighter
05. love the world
【MC】
06. Zero Gravity
07. マカロニ
08. SEVENTH HEAVEN
09. Kiss and Music
10. Speed of Sound
11. edge (⊿-mix)
12. シークレットシークレット
13. コンピューター・シティ
14. I still love U
【MC】
15. ワンルーム・ディスコ
16. セラミック・ガール
17. ジェニーはご機嫌ななめ
【MC】
18. チョコレイト・ディスコ
19. ポリリズム
20. Puppy love
【ENCORE】
21. パーフェクトスター・パーフェクトスタイル
22. Perfume
23. 願い (Album-mix)


Perfumeの持つ熱とは一体何か。
ある種の個性として完成されたテクノポップ・サウンドに
キュートなダンスがミックスされたアーティス面の魅力と、
苦労人アイドルとしての飾らないMCなどキャラクター的な魅力・・・
とまあ言ってしまえばこんなところなのでしょうが、
いやはや、それだけじゃあここまででっかい存在にはなれませんよね。
この日のあ~ちゃんのラストのMCに、その『何か』が見えた気がします。


アルバム発売前にメンバーが立て続けにフライデーされ、
かつてない危機感に襲われた彼女たち。
「こんなに素晴らしいアルバムなのに、
音楽以外要因のせいで、聴いてもらえなかったどうしよう」


しかし不安をよそに、アルバムはオリコン初登場1位。
そのときあ~ちゃんはこう思い、涙を流したそうです。

「一瞬でもファンのみんなを信じられなかった自分が情けなくて仕方なかった」



もうね、
この一連のフレーズが台本だろうが、
今回のツアーで何度繰り返されて練り上げられていようが、
あ~ちゃんが泣きながら話しているのも全て演出だろうが、
そんなことはどうだろうが全くどうでもいいと思えるほどに、
確かに、真実が込められた言葉でした。

この泥臭くも美しい自戒の念
これこそ人間じゃあないですか!
人間は合理的な存在なんかじゃあない、
という当たり前のことを見失いがちな現代に、
Perfumeはその存在によって本当の人間の在り方を示してくれている。
ちょっと、いやかなり大げさですが、
そのような人間の本質に係わる部分を刺激してくれるからこそ、
ここまでの支持を集めえたのだと思います。
また、
それでいてやっている音楽が合理的なテクノポップ、
っていうパラドックスも、うまい具合にスパイスが効いてていいですよね。


まあ普通にキュートであるとか、広島弁がかわいすぎるとか、
曲の出来もやっぱり良くてノリすぎて全身が現在進行形ですげー痛いとか、
色々魅力はありますが、
他の海千山千のアイドルたちと何が違うかと問われれば、
「Perfumeはこの現代において人間的である」
と、僕はこう答えます。
予測できうるものではなく、優等生的なものでもなく、
主体的に考えて発信していこうという意思がある。
それでかわいきゃあ言うこと無しじゃあないですか。

未来というよりむしろ過去から、
人間の手に人間を取り戻しに来た
広島県出身の3人組のキュートな女の子。
これからどう変わっていくのか、とても楽しみです。


さて、最後にコッソリ

テーマ : Perfume
ジャンル : 音楽

二晩おいた夢幻/Perfume『ポリリズム』あ~ちゃん落涙Ver.

さて、『夢幻』発売から早2日。
皆様におかれましては、何回くらいリピートされましたでしょうか?
私は未だ20回くらいでしょうか。甘いですね。甘チャンです。
しかしそれなりに、やはり初聴の時分とは異なった感想も出てまいりましたので、
なんとなくここに記しておきます。

Tr.1:夢幻


ゴテゴテでいけすかねー曲かと思いきや、聴いていると意外と耳に馴染む。
あと、ベースラインがいいんすよね。
特に最後のサビが終わって、
『あーあーあーあーあーああー』と水樹先生がハイトーンで朗々と歌い上げるバックに流れる、
あのベースとギターのユニゾンがなんかこう、もったりしてていい。
全体的にベースは押さえ気味にミックスされてるので
まあいいだの何だの言っても曲全体の印象はあまり変わらないですが・・・
やはり前作の『深愛』の方が、
豪華且つコンセプチュアルで完成度が高かったと思います。

しかし打ち込みのドラム音源を使用するの、どうにかなんないのかなあ。
確かにコスト削減という眼から見ればいいんでしょうけど、
どんなに高級な音源入れたとしても、お粗末に聴こえてしまう。
こんなギターを立たせている曲なのだから、
リズムもナマでバキバキ鳴らすのが適していると思うのですが。残念。
でもこのEPの中で2番目にいい曲であることは間違いないです。

Tr.2:天空のカナリア

歌詞がおもしろい。
Hibiki詞は相変わらずのデタラメ・クオリティでエキサイティング。
曲はまあ・・・聴き込んでもそこそこの域を出ないですね。
わずかに、情念を発揮させようと歌う水樹先生がイカしていることくらいが見所でしょうか。

Tr.3:Dear Dream

やっぱりお前がナンバー・ワンだ。
絶対珍曲っすよコレ。アツい。
メロディに比して言葉を詰め込みすぎてるところがアツく、
コール&レスポンスになりそうなところが忙しなさすぎて、
実際には何もできそうにない・・・というシーンも脳裏に浮かびます。
でもなぜかひっかかるメロディ。
水樹奈々のイメージをよーーーくわかってる詞に曲調。
多分熱心なファンが最も喜ぶのはこの曲だと思います。
JUMP!!

Tr.4:STORIES

何度聴いてもぐっとはこない、がしかし、
初聴のときよりかはまだマシになった気がします。
意外とリズム・パターンが凝っているというか。
ちゃんと真っ当に盛り上げようとした結果こうなっちゃいましたという感じです。

しかし水樹奈々を真っ当に盛り上げようというアプローチそのものが誤りである。
むしろ「なぜこれを!?」というスタイルを押し付けられ、
何かよくわからんうちに自分のものとして表現するが、
やはり何かしらの違和感は残る。
だがその違和感の中に尋常でない努力の後が見え、ファンはそっと落涙する・・・
こんなのが正しい水樹奈々楽曲のアプローチでしょう。
正しくないか。俺だけか。まあ、構いません。


なっげーよ。なっげえ。
こんなんだから総コメント数より総トラックバク数が上回ってしまうのでしょうか。
皆様、お気軽にコメント残してってください。




Perfume/ポリリズム

さぁて、今日はPerfumeの横浜アリーナ公演!!
今回で3度目のパフュライブですが、
もーDream Fighter聴いて元気もらってくる気マンマンです。ベタです。でも好きなんです。

上の動画は2年ほど前のリキッドルーム・ライブのものです。
丁度『ポリリズム』で本格的に火がついた直後のライブで、
客の多さとノリのよさに感激した我らがあ~ちゃんが、
ノッケからめちゃくちゃ泣いているという、何とも胸を打たれる映像なのです。

いや・・・実際あれですよ、
戦略だのなんだのってのがあるんだかなんだかしりませんが、
アイドルが泣きゃあ、そらぁ、ファンもグッときますよ。うん。
色々な苦労を勝手に想像してね・・・
「もう大丈夫だよ!」とかなんとか、
保障もできねぇのについ大声張り上げたりしてね。
まあファンの性、ってやつでしょうか。でも気持ちはとてもわかります。
哀しいかな、男性アイドルファン。私も最早その一員です。

閑話休題、
そんなパフュライブなわけで、
正直ニュー・アルバムはそこまで聴きこんでおりませんが、
かなり楽しみにしてます。ここでもなんとなくレポートする予定です。

テーマ : Perfume
ジャンル : 音楽

酔夢に虹/Rainbow『Stargazer』・加藤和彦氏自殺に思うこと

私は酒に弱いのですが、
本日月島のもんじゃ/お好み焼き屋で久々に泥酔してしまいました。
マジ、下町のサワーの濃さはハンパないっすね。
そしてお好み焼きの油の匂いの強烈さといったらもう。
宴会終盤では匂いだけで吐き気を催すほどでした。
いや、うまかったんすけどね。トシか。トシなのか・・・

そんなわけでふらふらになりながら
ポカリ片手に徘徊してたわけですが、
耳が寂しいとiPodのスイッチを入れたところ、
ここ2年くらいずうっと愛聴している
ムックと水樹奈々先生がどうにもしっくりこない。
これはイカンと色々と試行錯誤した結果、
ようやっと引き当てたしっくりとくる曲は、なんとハードロックの王様・Rainbowでした。

やはり酔っ払っていると、平時とは少し感覚が異なるようですね。
Rainbow、普段は全く聴かないですよ。
ていうかなんでiPodに入れたのか不思議なくらいです。
でも・・・カッコイイんですねこれが!


Rainbow/Stargazer




やはりRainbowといったらこの曲ですね!
イントロのドラム・ソロ、壮大なメロディ、入り組んだ展開・・・
正に大曲と呼ぶに相応しいハードロックの名曲です。

いやーなんか酔ってたからかどうかはよくわかりませんが、
今日は本当にこの曲の良さが胸に沁みましたよ。
なんかこう、策を弄していない、シンプルな印象ながらも、
その実決してシンプル一本槍ではないという、
本物の実力がないアーティストには不可能である所業を
まざまざと見せられている心持
です。
太くてデカい音楽、って感じでしょうか。かっこいいですねえ。

私が彼らを知ったのは確か中3の頃で、
ブラスバンド部の先輩からCDを貸してもらったのがきっかけだったように思います。
その『Difficult to care』に入っている
I surrenderが衝撃的なかっこよさだったんですよね・・・懐かしい。
今聴いてもI surrenderはなかなかいいのですが、
このStargazerで見せてくれるようなスケール感は持ち合わせていません。

いやーしかしかっこいいな・・・
サビのストリングス、
このメロディをバックに演奏したらさぞかし気持ちいいことだろうなあ。
昨今巷に跋扈している、矮小な音楽とは明らかに違いますね。
胸をすくようなスケール感がリスナーまでも心地よくさせます。
たまには酔っ払って音楽を聴くのもいいもんですね。
自分の心境によって音楽の印象が全く変わってくることを改めて感じられた夜でした。


ちょいと蛇足ですが。
元フォーク・クルセダーズ、元サディスティック・ミカ・バンドの
加藤和彦氏が先日亡くなりましたが、その遺書にはこうあったそうです。

「これまでに自分は数多くの音楽作品を残してきた。
だが、今の世の中には本当に音楽が必要なのだろうか。
『死にたい』というより『生きていたくない』。消えたい」



音楽を創っている身とも言えぬ私ですが、
一人の音楽を愛する人間として、この言葉は非常に心に響きました。
今の世の中に、
歌詞を、メロディを、その曲が創られた意図を、
深く考えてくれるリスナーがどれほどいるのか。
音楽を通じて何かを成そうという意識がどれほどあるのだろうか。
彼は、
そういった意味で「まともに」音楽が受け止められていた時代に、
全盛期を生きた人間だったはずで、
そのような人間にってこの現状は耐え難い地獄に映ったことでしょう。
この違和感・・・今聴かれているものを、果たして音楽と言っていいのだろうか?

先のRainbowの曲のようなスケール感、
ああいった曲が生まれる下地は今や無に等しいでしょう。
音楽を取り巻く環境があまりにも変わってしまったからです。
これらは全て、聴き手の意識に責任が帰するところだと私は思います。
自分なりの審美眼を培おうとする努力を放棄し、
児戯に等しい消費物を有難がる傾向こそが、
音楽そのものをも堕落させている
のは、火を見るより明らかです。

別に理論を学べとか難しい言葉で話せる方がエライっていうことではないのです。
(んなこと、私も全くできません)
音楽にまじめに向き合う姿勢、
そこから何かを取り出そうとする態度
こそが、
消費物だけではない側面を音楽に与えてくれるはずで、
我々リスナーはそこに対して積極的に係わって行かなければならないと思います。
じゃなきゃあ、音楽なんて聴く意味ないじゃないですか!


まあこんな零細ブログで吼えても致し方ないところではあるのですが、
やっぱり今の世の中オカシーですよ。明らかに。

テーマ : 日本のフォーク
ジャンル : 音楽

プロフィール

暗黒聖骸血盟

Author:暗黒聖骸血盟
ちょっと憂鬱で、
真剣なロックをやっております。
バンドだかサークルだか
よくわからないけれども、
とにかく、楽器を演奏して
曲をつくったりして、
たまにアニメや漫画や極まれに社会学や文学の話などもします。
水樹奈々なども
上等な感じであります。

ちなみに我々は、
hikikomori3(Gu/Vo)
は(B)
マツナミヒカル(Dr)
の3人から成ります。

Blog更新はほとんど
マツナミヒカルの仕事です。
つまりマツナミの趣味嗜好が
色濃く反映されるBlogである、
と言えることになりそうですね。
こりゃあ恥ずかしいや!

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